医師のエリートといえば大学所属の医師であり、関連病院にずっといるのは医局の窓際族だ。
私のような平々凡々の医師は関連病院の人数合わせ要員として色んな病院の人員穴埋めに奔走することになる。
なので色んな病院の医師、看護師ふくめた医療従事者と知り合いになり、ありがたいことに違う病院で働いていてもいまだに食事をしてくれる仲間がいる。
先日、半年くらい前まで非常勤(週1,2日アルバイトとして勤務すること)として勤務していた病院の看護師さん二人とランチする機会を得た。
一人は結婚して妊活後めでたく現在妊娠8ヶ月を迎えていた。
もう一人はまだ結婚していていないようだった。
コロナも落ち着き今は後輩をつれて合コンを繰り返しているという。
看護師は婚活市場では有利に働くらしく、お誘いは多いという。
その未婚の看護師さんは男性からしても非常に可愛らしく映るはずで、看護師という職業も含めてものすごい人気であることが予想される。
しかし心理学上選択肢が多いと悩んでしまい、選択することも嫌になってしまうようだ。
前回もご紹介したが、Daigoさんの本でも例を用いてわかりやすく説明してくれている。
その看護師もどうやらその多すぎる選択肢の沼にはまりこんでいるとみえる。
私も同じだった。
私は決して容姿が優れているわけではないが、医師というだけである程度女性とお付き合いできたと自覚している。
こんな私でも、結婚相手をどう選択していけばよいのか、まさに選ぶ立場で迷うくらいだった。
なので30代後半まで独身を貫いてしまい、正直結婚する気はもはやなくなっていた。
ある日、おせっかいな妹とその友達からある女性と会ってみないかと言われた。
しばらくの間わかったわかったとあしらっておきながら、ある春の陽気が感じられる日にふと気が向いてアポ無しでその女性を散歩に誘ってみた。
今思えばある程度年齢を重ねた女性に対して、何のアポイントもいれずいきなり「今日散歩行こう、ノープランで」だなんて失礼だった。
上から目線だったのかもしれないが、今思えばこの出会いがどうなっても良かったのだと思う。
ただその女性はかなり上機嫌で了承し、待ち合わせに意気揚々と現れたのである。
その女性が後の妻だ。
いろんな条件が整わなければ、結婚相手を選ぶ際婚活の沼にはまってしまった人間は抜け出せないのだと思う。
選択肢が多ければ結婚できるというわけではない。
結婚するにはまずは出会いから選択肢の多い場所はダメだ。
なので合コンや婚活は、モテる女性からすると「結婚するのだ」という決断する場所には実はふさわしくない。
ただ選択肢をいたずらに増やして、結局は嫌気がさしてしまう。
なので私とながらく付き合いのある未婚の看護師さんたちは私が紹介して一人対一人で会うように仕向けようと思う。
いつだかの妹とその友達のように、おせっかいおじさんになろうと思う。
この知人の紹介というシステムは、仲介が信用に足る人間であれば出所もわかるので最初から安心して結婚相手としてみられるかどうか悩むことができる。
紹介された相手も結婚適齢期であればその人間にとっても好都合だ。
妻が里帰りしている間の寂しさまぎれ、暇つぶしにもってこいだ。
ひとつこの事業について、進行のほどをブログ記事にしていこう
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