先週も北の丸公園の桜を見に出かけたわけだが、一番楽しみにしていた散歩道が立ち入り禁止だった。
工事期間を確認し、再度別日に北の丸公園に向かった。
向かう途中まさか工事延長になっていないよな、と多少ドキドキして向かっていたが無事散歩道へ進入した。
散歩道内の木々は枝を剪定し、古くなった木々を伐採して、植栽するなど、非常に行き届いた管理がされている。
さすがは天皇陛下のお膝元の公園。
さて少し進むと眼下に桜並木が広がる風景を見にすることができた。
近代ビル群と桜の融合がまたアーティスティックな印象。
奥に映るマンションは最低で2億円からという超高級マンション。
人生の最後はあのマンションから桜を見ながら息絶えたい、と謎の願望が湧いた。
桜一本で映画のようなワンシーンを演出してしまう、北の丸公園。
息を呑むほど美しい。
桜以外も絵画のような風景を魅せてくれる。
もみじの木の小さな一角で、左の写真はその日のものだが、秋になると右のように一面鮮烈な赤に染まる。
規模は決して大きくはないが、ひとつひとつの画角に収まる風景がアートのようになる。
そのほかにもたくさんの花に魅せられ、自然の芸術館に足を運んだかのような気持ちだ。
桜の季節は終わり告げ、新たな季節が到来するが、その季節の主役となる木々や花々が自分の番だと言わんばかりに葉をつけ、実らせ、咲き誇る。
そのためいつきても北の丸公園は訪れるものを魅了し、心を癒してくれる。
私も仕事で心身ともに疲れ果てたときは、この公園のベンチに腰をおろし何時間も放心状態で自然の奏でる音や風景に身を任せることで癒されたものだ。
子供を育てるのに、都会の中心部であり何かとお金がかかるため、住み続けることを断念したが、いつか子育てを終えたとき、夫婦でまたこの公園の近くで過ごしたいものだ。
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