最近になって妻に向かって一国一城になること宣言した。
ずっと賃貸派だった私が結婚して子供ができたことでマイホームを建てる決意をした。
決意はしたものの、まず何から手をつけて良いのかわからない。
しかし今はネットでいくらでも情報を得ることができる。
片っ端から注文住宅系動画を見て、さらに書籍を買ってその情報に信憑性があるかどうか裏付けた。
そしてまず担当営業マンガチャは避けるべきであることに気づいた。
担当営業マンガチャを避けるために
わかりやすい情報としては注文住宅系youtuber、インフルエンサーとして有名なマカロニオ氏の動画や著書がよいと思う。
マカロニオ氏いわく、担当営業マンによって建物の出来栄えが大きく変わるとのこと。
建築リテラシーの低い担当営業マンにあたるとひどい建物になる。
そもそもハウスメーカーに建築リテラシーが低い営業担当マンがいるなんて信じられないが、しかしそのせいでひどい住宅が乱立することなど日常茶飯事のようだ。
隣と全く同じハウスメーカー、同じ金額で建てたのにも関わらず、見た目もみすぼらしく、冬はより寒く、夏はより暑いなんてことが起きるのはまさに営業担当マンの差によって引き起こされることらしい。
何千万もかけてそんな家に住まないといけないなんて。
考えただけで背筋が寒くなる。
まさに営業担当マンに誰を選んだのかということだ。
マカロニオ氏いわく、営業担当マンを施主がリードして建築せよという。
とんでもない進言だと感じる。
リードするのはお前(営業担当マン)だろ!!と。
でもそれがハウスメーカー住宅業界の現実とのことだ。
しかしそんな業界の中でも、まともな営業マンもいるらしい。
まともな営業マンに出会うためにやってはいけないこと。
①住宅展示場に行く ②資料取り寄せ
この2点である。
この時に担当した人が営業担当マンになり、基本的に変更することはできない。
できる営業マンというのは常に商談に赴いているため、住宅展示場や資料送付しているほどひまはない。
家を建てる気があるのか、そして建てられるだけの与信があるのか、見込み客であるのか。
買うかどうかも買えるかどうかもわからない客に時間を割けないのだ。
じゃあどうすればできる営業マンにあたるのか。
公平性のある機関に紹介してもらうのが一番だと思い、迷ったすえSUUMOカウンターとオンライン面談をした。
SUUMOカウンターとオンライン面談を行い、予算や場所、ハウスメーカーの決め手になるものなどこちらが質問に答えて、その答えに沿ったハウスメーカーを紹介してもらおうと考えた。
ハウスメーカーは案の定いわゆるハイブランド系を勧められた。
ハウスメーカーを選ぶ基準として重要視するものに第一位に営業担当者を挙げた
SUUMOカウンターの案内人は勧めたハウスメーカーに各営業担当者をあてがうよう依頼した。
先ほどやってはいけないと言われていた、資料請求を1年前にしていたので、営業担当者を変えられない可能性があると言われていた。
資料請求した際、営業担当者から連絡が来て、少し電話で話した。
どこのハウスメーカーも少し頼りなさそうな若い男性、女性が多かった気がする。
なので自己紹介いただいた際のメールを遡って、その時と同じ担当者から連絡が来たらそのハウスメーカーを外す予定だった。
しかしなんと全員違う担当者に切り替わっていた。
もちろんSUUMOカウンターがどこまで各ハウスメーカーに対して影響力を持っているかわからなかったが、これだけ有名な企業ならば味方につければ問題ないだろうと思った。
自分の職業属性も有利に働くだろうという下心もあった。
結論正解だった。
住友林業、積水ハウス、ダイワハウス、ミサワホームの全社店長対応になった。
店長だから良いと言うわけではないだろうが、よくもわるくも経験年数的には申し分ないベテランが来た。
そして先日4社の1回目の面談を終えた。
4社の感想を記述する
住友林業
噂によると高級メーカーの中では坪単価は比較的安い方らしい。
そして特徴としては、外構から考えた建物のデザイン設計を考えてくれるらしい。
よくありがちな建物だけに集中して、外構に振り分ける予算がなくなって、外構ショボイといった状況にならないようだ。
そしてビックフレーム構造という木造設計で大開口、大きな窓を要した耐震性の高い建物を建てることが可能だ。
また「林業」という名にふさわしく、木の温もりを生かすデザイン設計が得意であり、外構にも木や木材をふんだんに使用する。
無垢床もものによっては標準仕様になるよう。
外壁の塗り壁もSODOやシーサンドコートという和風モダン的雰囲気を演出することができる。
めちゃくちゃかっこいい!!
ちょうど私たち夫婦がやりたい和風リゾート旅館テイストにぴったり。
店長というより勢いのある自信に溢れた若手営業マンといった印象だった。
実年齢も私より若く、地域内では最も若い店長とのことで相当優秀な営業マンであることが伺える。
建築例の見た目は圧倒的第一志望で外構作りも得意な会社とのことでお願いするハウスメーカー筆頭!!
最初に交渉進める上で5万円が必要で、5万円で土地探しや地盤調査(土地所有者の許可があれば)までしていただけるとのこと。
また3Dのパース作り(実際に建築予定のものを3Dソフトで構成したもの)も行なってくれるとのことだった。
一番最初にお話をきき、もはや住友林業でよいのではと思ったくらいだった。
SUUMOカウンターでは残り3社予定を立ててもらったので、仕方なく次の積水ハウスに向かった。
積水ハウス
最も坪単価が高いとされる高級ハウスメーカー、天下の積水ハウス。
正直住友林業に完全に心奪われてていた我々夫婦はどこか心ここにあらずで、待ち合わせ場所の住宅展示場に向かった。(同じ住宅展示場で住友林業の営業マンの話も聞いていた)
身長の高い、自分より年上で少し強面の営業マン。
熟練な印象を受けた。
すこしおっかない印象を受けながらも積水ハウスの強みの話を聞く。
なんといっても積水ハウスの強みはメンテナンス耐性の高さだ。
特筆すべきは標準モデルのベルバーンという陶器外壁でなんと60年間ノーメンテナンス。。。
高級感のある外壁で地震で剥がれ落ちることもない設計とのこと。
他の塗り壁などは美しさを保つために10年間ずつフォローして細かいチェックを行った上で30年間補修不要とされている。
それに比べるとこのベルバーンの耐久性がいかに高いかわかる。
住友林業と違う、手入れの楽さと美しさを兼ね合わせた家づくり。
住友林業は手入れも家づくりの楽しさのひとつというスタンスとはまた別のベクトルでよいお家作りだ。
またのちに語ることになるが、積水ハウスの間取り提案力は特筆すべきものがあり、またこれものちにかたるがチーフアーキテクトという超エリート設計士が我々夫婦の前に現れることになる。
ここまで2社の話を聞いたが、さすが手練れの優秀営業マンたち。
魅力的な語り口で、心を奪われてしまう。
ダイワハウス
もはや住友だけではなくなってしまった。
住友と決めていた気持ちをあっさり覆した積水ハウスの営業マン。
ダイワハウスはそもそも検討にすら入っていなかった。
SUUMOカウンターから勧められたのでまあ話だけでも聞くかと思って予約は入れただけだった。
しかしここでも優秀営業マンに心奪われたのだった。
ダイワハウスの凄さは何よりも家の質の高さだ!
断熱性能も高く、耐震等級も高い。
それだけでなく災害対策に何よりも力を入れている。
家の下に貯水タンクが完備されるという徹底ぷり!
性能だけで言えば一条公務店だが、高い自由度で断熱性能が担保されるのはダイワハウスならではないだろうか。
断熱材を柱の間とさらにその外側に設けることで高い断熱性能を誇る。
柱の間と間に断熱材を入れる充填断熱と外側に断熱材を貼る外断熱を組み合わせる方法で熱を入れない、逃がさない方法をとる。
住友林業でも東北地方使用で行われる断熱方法だが、この外断熱の厚さがダイワハウスはダントツなのだ。
家の性能はやはりダイワが一番と思わせるようなプレゼン。
営業マンの方も非常に穏やかな印象で、前者2社とも違う良さを感じた。
私も妻も、最後に聞いたダイワハウスが一番だと思うようになってしまった。
ミサワホーム
ここまで優秀営業マンたちに会うたびに心が靡いてしまう私たち。
果たしてミサワホームでもおなじだった。
少し前まで間取りがおしゃれといえばミサワホームだった。
特許をとったデザイン「蔵」である。
このように空間内に蔵と呼ばれるスペースを作ることで、空間活用するデザインだ。
これが一時期大流行りし、特許がきれた後各ハウスメーカーがこぞって真似し出したが、やはりミサワ以外でこのデザインを家づくりに消化しきれなかったようだ。
うわあオシャレ。。。
ここでも私は心奪われ、一体どうしたもんだと悩んでいると妻がミサワは違うと言い出した。
ここは平屋、大開口が作れないと思う。と。
実は我々夫婦は平屋でリビング大開口に夢を描いていた。
こんなのを。
ミサワホームの工法は2×4のように箱型工法であり、壁で荷重を支えるイメージだ。
ちょうどダンボール📦のような形だ。
柱で荷重を支える工法の対局にある。
柱だと大開口の両脇を柱にして建物を支えるといった形をとれるが、箱型だと壁が荷重を支えるので大開口をつくればその分支えがなくなることになる。
つまり大開口を作りすぎると耐震性能が落ちるといったデメリットが発生する。
その分「蔵」のような縦に多空間スペースを設けることができる強みはあるのだが。
非常に魅力的な建築だが、たまたま我々夫婦が目指したものでは無いと気づき、今回はご縁がなかったいうことで初回の面会後お断りの連絡を入れることになった。
初回面談を終えて
こうしてようやく初回面談を各社終わらせることができた。
ミサワホームはたまたま今回我々のコンセプトと離れていたため、候補から外れることにはなったが、どのハウスメーカーも超一流と言われるだけあって非常に魅力的だった。
また営業担当者がなんとアピールのうまいこと。
思わず聞き入ってしまい、その場で御社に決めました!と言ってしまいそうなほどだった。
初回面談を終えて大切なことは、どんな家にしたいか大枠を決めておくということだった。
我々は大開口で平屋!!
これが最も得意なハウスメーカーときめていたので、平屋の代表的なハウスメーカー住友林業を最初は第一志望していた。
それでもこれだけ心を動かされてしまう。
何も決めていかなかったら、ただただ迷うだけになってしまっていたと思う。
ある程度勉強してどんな家づくりをしたいかを考えた方がよいと結論づけた。
次回面談はできるだけ知識武装して臨むことに決めた。
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