子供の命名①

育児

いよいよ出産予定日までちょうど1ヵ月となった。

なのに全く決まる気配もない子供の名前。

なんどか嫁と話し合ったが、2ヵ月くらい前に、あまりにも私の提案を悉く撥ね付けてくるためついには私が怒ってしまい喧嘩になった。

それ以降子供の名前に関しての話題はなぜかタブー視される始末に。

ただもう避けてばかりはいられない!

昨日zoomにて遂に子供の名前の話題を私から切り出した。

画面の奥で嫁の固唾を飲む音が聞こえる気がした。

嫁も以前の喧嘩を気にしていたことを明言し、嫁の父親に「こどもの名前で喧嘩なんてするかあ?」と言われたそうな。

お義父さん、だから何が火種になるかわからないから軽口謹んでくれ。。。

医師同士であまり子供の話になったことがなく、みんな何を参考にして、どう夫婦で話し合って、いつ頃に命名したのかわからない。

ただ漠然と私の基準はある。

国際的に使用でき、かつキラキラネーム、当て字にならないような名前が良いと。

正直字画は自分自身が無宗教で迷信に興味がないので気にならない。

国際的に良いイメージ持たれない名前は一定数あるようで、たとえば雄大(you die)、ふく(fuck you)、さえこ(psycho)、まみ(mummy=ミイラ)が例によく挙がる。

なるほどな、と思いつつ色々海外に通用する名前を調べるとどことなくキラキラで当て字っぽい名前が多くなってしまう。

脳外科は頭部外傷などで子供の診察をすることがあるが、カルテ見ると最近タイガ、レオ、エイトなど、海外にありそうな名前が増えた。

そんな子供たちはキラキラネーム好きか海外かぶれした親のネーミングセンスの被害者だと勝手に思っていたが、今思うと海外に視線を向けていたからなのだろうか。

「日本オワコン論」が世間に蔓延って久しいが、その影響なのか、日本から脱出して海外で活躍する人材になってほしいという親が増えているのかもしれない。

正直私は日本オワコン論に関しては興味はないが、今後日本の人口が減ることは既定路線であり、日本のマーケットは縮小の一途であることは間違いない。

「所得倍増計画」や「新しい資本主義」という結局何が言いたいのか全くわからない岸田政権がここ最近は「異次元の少子化対策」というこれもまた具体性のないマニフェストを掲げている。

しかしこれも、そしてこれからの政権も少子化を止めることはできない。

それは市場が成熟した国は子供教育のお金をかける親が増えるため、ひとりひとりの子供にお金がかかり、発展途上国のように子供何人も産むようなことにはならなくなるからだ。

これからは東南アジア、インド、アフリカの市場が盛んになっていくだろうが、どの国も同様に市場が発展すればいずれ今の日本と同じように合計特殊出生率は下がるだろう。

それゆえにどこかで世界的人口増加に歯止めがかかることも予想される。

この本がソースであり、非常にわかりやすく根拠のあるデータで示してくれている。

話は少し脱線したが、日本が人口が減ることは自然なことであり、マーケットも縮小していけば、今後はこれまた自然の成り行きで、日本人が海外に出て仕事するか、移民を受け入れて他人種、他民によるダイバーシティー化の流れをまた受け入れていくしかないだろう。

その時に我が子がバリバリ日本にしか使用できない名前で、かつ海外ではややウケの良くない名前だと今後が可哀想だ、と思うわけである。

海外でも使用でき、漢字は当て字っぽくなく、日本人らしさを残した名前を選んで、可能であれば字画もよい(嫁が気にしているから)名前を選択したいなと思う。

30代後半の医師、専門は脳神経外科。医局の出世レースから早々に弾き出され、田舎の病院でシコシコ診療をこなしていた。つい最近結婚して、ほぼ同時期に妻の妊娠が発覚した。毎日同じような診療をこなすことしか能がない医師が、ついに子育てという超一大事業に立ち向かうことになった。スーパードクターとは程遠い平凡な医師が幸せ家族計画を立ち上げてさまざまなことに挑戦している奮闘記ブログ。

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